『2023.03.07-11 BLUE DOLPHIN号第15回クルーズ報告』
ロケーション/カオラック
天候/晴れ
水温/26-29℃
風/ところにより少し
流れ/基本穏やか、うねり強し
透明度/15〜25m
今回は関西の学生サークルDive in Blueさんがブルードルフィン号をチャーターしていただきました!
ありがとうございます!
Day1
#1ハイダウェイベイ
#2ウエストオブエデン
#3スリーツリーズ
#4タートルロック
前日の夜にカオラックの港を出発し西へひたすら船を動かしました。
朝起きる頃にはもうすでに、シミラン諸島9つある島のど真ん中にいます!
1本目は4.5.6番の島に囲まれた穏やかなエリアでチェックダイブをします。
ロープで潜降をし、そのまま深場へと潜っていくと大きな沈船が待ち構えてくれています。
今回は珍しくここのポイントに流れが入っていて、無理はせず流し見程度に終わってしまいましたが、相変わらずの魚影の濃さです。
初日の1本目に圧倒されるのは毎回フエダイの量の多さです。
キンセンフエダイ、ヨスジフエダイ、ロクセンフエダイが濃い魚影を作って混泳していました〜。
インド洋で定番の魚や固有種などもたくさん紹介させていただきました!
パウダーブルーサージョンフィッシュ! モルディブで有名な魚ですが、タイの海にもいますよ!
コラーレバタフライフィッシュやブラックピラミッドバタフライフィッシュなどの有名なインド洋verチョウチョウウオもしっかり見ましたよ〜!
水面休息中にはウミガメも登場!
2本目は7番の島のマクロとワイド両方しっかり楽しめるポイントです。
別名が『ウミウチワの街』と呼ばれるポイントはソフトコーラルがたくさんあります。
エントリーするとまずは小さいマクロのネタから、トウモンウミコチョウとシシマイギンポ。
どちらも指示棒の先っちょかそれより小さいサイズ!
一度見つけて目が慣れてしまうと、2個体目も簡単に見つけることができます。
深場にはインド洋verのクジャクベラである、マッコスカーズフラッシャーラスを紹介しました。
ヒレを開いた姿は輝かしく見えます!
キンギョハナダイ、アカネハナゴイのインド洋verのインディアンフレームフェアリーバスレットが混ざって泳いでいました。
必死にキンギョハナダイに擬態するが、バレバレのハナダイギンポもいました!
目の前がオレンジ色に包まれて、とても綺麗でした。
ロウニンアジ、カスミアジも中層を泳ぎ、イエローバックフュージュラーなどのグルクン系の魚を狙っていました。
3本目は9番の島に移動します。
砂地が綺麗で、癒し系のポイントになります。
砂地といえば、ハゼ遊び! 人気のオーロラパートナーゴビーを見に行きました!すぐ近くにはアンダマンジョーフィッシュもいました!
砂地の穴から顔を出して覗いているのですが、その顔の色は黒色!
胴体は白くて綺麗ですが、顔の色は少しドスの効いてる雰囲気です。
砂地で十分にハゼ遊びをした後はワイド目線に切り替えていきます。
砂地にはサンゴの根が点在しています。
綺麗なソフトコーラルとスカシテンジクダイがついていて、癒しを届けてくれます。
癒し系だけではなく、ダイナミックな地形もあるのがここのポイントの面白いところです。
人の大きさほどある通称お化けカイメンも見に行きました!
近くにソフトコーラルもあって綺麗な色合いを楽しむことができました!
3本目の後は8番の島、ドナルドダックベイのビーチに上陸してきました!
上陸をしたときは完全貸切の状態でした! みんなで集合写真⭐︎
楽しそう!!
その後は見晴らしのいいビューポイントへと登りました!
ここでも集合写真を撮りましたよ!
ここのビーチでたまに見ることのできる、リスやハト、大きなトカゲなど見れるであろう生物は全て見ることができました!
4本目はそのまま8番の島のポイントです。
チームごとにサンセットやナイトなど潜る時間を変えていきました。
特にサンセットからの時間は少しの時間で大きく雰囲気が変わっていくので、同じに根にいても飽きることなく潜り続けられます。
夜行性のスカシテンジクダイは根から離れて広がり続け、昼間に中層を泳いでいるアカモンガラは根の近くの寝床に帰ってきます。
夜になると色が変わる魚もいます。
クマザサハマムロもその1つで、赤色に変化するのですが、太陽が沈んでからだいぶ時間が経った後は今まで見たことないほど赤色に変化している個体もいました。
昼間には見ることができない、海の様子や魚の変化を思い切り楽しむことができました!
今晩は穏やかなシミラン8番の島陰で停泊となります。
Day2
#5ノースポイント
#6コボン
#7.8 タチャイ
2日目初日はシミラン9番の島で潜りました!
前日も同じ9番のポイントでここと隣り合わせのポイントに潜りましたが、雰囲気はガラッと変わります。
ここのポイントは面白い地形がたくさんあります。
大小2つの綺麗なチャネルがあるのですが、その雰囲気もそれぞれ違います。
大きい方は綺麗な直線が伸びていて、大規模なチャネルです。
もう一つ小さい方のチャネルは、壁に綺麗なウミウチワがたくさんついています。
深度も浅い場所にあって自然光が入るので、ライトやストロボなしでも綺麗に写真を撮ることができます。
最近はここのポイントによくホワイトチップシャークが出ますが、今回もしっかり出てきてくれました〜! サイズは小ぶりですが、4.5匹で一緒にいるため見応えありです!
イバラカンザシに乗っかるルボックスブレニーも綺麗に写真を撮りました!
近づくと閉じてしまうイバラカンザシですが、この個体は閉じないように上手に上に乗っています。
2本目はコボンです! 島自体が大きく変わり、つくソフトコーラル等も大きく変わってきます。 黄色や水色などのパステルカラーが多いのが特徴です。
穏やかな湾内の浅場のエリアにはキャベツみたいな形をしたリュウキュウキッカサンゴの群生地帯になっています。
近くにコラーレバタフライフィッシュやブラックピラミッドバタフライフィッシュが群れていて癒しでした!
潮当たりがいいコボンではインド洋固有種のグルクン、イエローバックフュージュラーがたくさん飛び交ってます。
その付近にはロウニンアジ、カスミアジ、キツネフエフキがお昼ご飯なのか狩りをしている様子も見れました!
さらに北上して3.4本目はコタチャイのポイントで潜ります。
流れがよく当たるポイントですが、流れがある分魚影の濃さもまた1段階上がります。
今まで見てきたロウニンアジと比べると2回りくらい大きいサイズがゴロゴロいます!
最近はカスミアジの量も増えてきています。
大きな群れを作ってこっちに向かって泳いできてくれるので近距離で見ることができました!
ギンガメアジも登場! 潮が溜まっているエリアに多くはないですが群れを作ってました!
ワイド目線で色んなアジを満喫できたダイビングでした!
アジ以外でも、ツバメウオやミカヅキツバメウオが頑張って流れに対抗しているかわいい様子が見れたり、
種の中でも1番大きなサイズに成長するオニカマスも単体で登場しました!
クリーニングをしていたので、ゆっくり近づいて見れましたよ。
さらにはブラックチップシャーク!
1本目で見たホワイトチップよりサイズも大きめでサメらしい優雅な泳ぎを見してくれました。
タチャイの名物、3Dウミウチワが相変わらずの存在感でした!
ダイナミックなダイビングスタイルとは異なり、癒し系の存在です。
今夜はスリン島までの長距離クルーズです。
明日のダイビングに備えて、アンダマン海に沈む夕日を見ながらのんびりと移動しました〜!
Day3
#9スリン
#10.11.12 リチェリューロック
おはようございます。
ダイビング3日目の1本目スリン島のハードコーラルが綺麗なポイントです。
サンゴの密集度もすごいですが、そこに集まる魚の密集度も素晴らしいポイントです。
デバスズメダイやシリテンスズメダイが浅場を独占しております!
今回は少しバラけていましたが、タイワンカマスも小隊を作るに各地に点在してました!
トマトアネモネフィッシュも見に行きました!
流れもなく穏やかなポイントなので、写真も撮りやすいです。
そしていよいよリチェリューロックへ向かいます。
3本潜る中で流れの向き、強さも変わっていき、毎ダイブ変化のあるダイビングとなりました!
キツネフエフキ、ロウニンアジ、カスミアジ、ツムブリなど色んな種が混ざった混合部隊が電車のように通過して、捕食を繰り返していました!
ダイバーを無視して目の前を通過してくるので、当たりそうになります。
シェベロンバラクーダも群れていました〜!
サイズはそこまで大きくないものの、数で圧倒してきました!
ギンガメアジの群れもすごかったです。 潮の当たるエリアに数百匹溜まっていました!
ソフトコーラルが周りにあって綺麗なトマトアネモネフィッシュ!
ハマクマノミのインド洋verですが、幼魚のときだけ頭に白い模様が入ります。
フリソデエビもペアでいました! 色が綺麗でお気に入りです。
そして今回このリチェリューロックで、ゲストの2人がそれぞれ500本と900本の記念ダイブとなりました〜! おめでとうございます!!
全員集合して記念撮影を撮りました⭐︎
大勢での写真となりましたが、事前の打ち合わせもあってか綺麗に撮ることができました☺️
そして今夜はコボンに向けて大移動です。
4.5時間クルーズを楽しみながら移動していきました!
Day4 #13.14 コボン
最終日はコボンで2本潜りました!
透視度もよく穏やかな海の中は、ブラピことブラックピラミッドバタフライフィッシュが群れていて綺麗でしたよ。
中層にはイエローバックフュージュラーでいっぱいでした!
すごい大きいサイズのロウニンアジも登場してくれました!
さらにはキツネフエフキとカスミアジ、ロウニンアジの連合軍まで登場!
昨日潜ったポイントの雰囲気を出してくれるようなコボンになっていました!
浅場のサンゴもとても綺麗でした!
干潮時、うねりがあるときに限り滝のように水が流れてきます!
今日は特に水量がすごかったです!
近くにはワヌケヤッコが居着いています!
日本ではほとんど見れないので希少価値がありますよ〜!
ブラックフィンバラクーダの群れとも会うことができました!
色んな種類の生物を見れて楽しく最終ダイブを終えることができました〜!
今回はうねりとの戦いだった印象の強いトリップになりましたが、ご参加いただきありがとうございました〜!!
クルーたちとも仲良くなってくれた学生さんたち⭐︎
また遊びましょう!!
報告/TAKESHI x2、GOHKI、YURIKA
写真/乗船したお客様より頂きました
タイ・タオ島&カオラックでダイビングするならビッグブルーへ!